本文へ移動
職人仕事の共通点について
2019-01-09
  新年初めての記事としてはそばを題材にしないのは心苦しいことですが、昨年のほとんどを外構工事などに当てていましたので、そこで得た経験からそば打ちも職人仕事であることに気づかされ、職人仕事の共通点について書いてみることにしました。
 
  まず塗装に関してです。ペンキ職人というものが如何に大変な仕事をしているかがよく分かりました。手塗りであれコンプレッサーを使ったスプレー塗装であれ、塗料の調合や後始末は厄介なものです。プロは器具の洗浄をどうしているのか知りませんが、私の場合は油性塗料ではシンナーを使わなければならないことから、その廃液をどこに捨てたらいいのか悩みました。これまでは使うペイントが少量でしたので、廃缶で乾燥させて埋め立てゴミとして出していましたが、量が多くなるとそう簡単にはいきません。今回は水性ペイントを使用しましたが、それでも廃液を側溝に流すわけにもいかないので、バットのようなセメント捏ね桶に入れて乾かし、乾燥した粉をこそぎ取って袋に入れ焼却ゴミとして出すことにしました。そば打ちでの後始末は粉の始末ということに尽きますが、まだかなり楽なことです。
  手塗りではいかにムラなく均一に刷毛目を残さないで塗るかがポイントになります。できるだけ大きい刷毛を使い一気に塗るようにすると良いようです。これはそば打ちにおいて延しをロングスパンで延すということに繋がります。素人はどうしても動作が細かくなってしまう欠点があります。
  スプレー塗装ではガンを如何に一定速度で等距離に移動させるかがポイントになります。近づけすぎるとペイントがだれるので要注意です。そば打ちでは地延しや丸出し、そして延しにおいて一定の力で一定の速度で延していくことに繋がります。
  平で広い面を塗るときは大きな刷毛かローラーを使ったりしますが、細かい部分や奥を塗るときには工作用の細い刷毛を使いました。プロは際を養生テープ無しで塗ることができますが、素人は必ずはみ出してしまうので、テープは必需品です。
  スプレー塗装をやる際にはペイントをストレーナーでろ過しなければなりません。そのための使い捨ての100枚入りストレーナーがあることを知りました。それまでは茶漉しでろ過してこれを洗っていました。道具に関しても知識を広げ、自分で工夫して作ったり改良が必要でした。
 
  セメント仕事も後始末にまず困りました。最初は道具のセメントを洗って半液状のものをブロックの上に塗ったりして廃材利用したりしました。側溝に流すと大変なことになるからです。ですが廃材利用も限界があるので、使用していないセメント桶で固まらせる方法を取りました。上澄みは側溝に流し、固まったセメントは剥がして埋め立てゴミとして出します。
  セメント塗りのための受け板(名称は分かりません)を自分で2個作りました。そば打ちでも売っていないような道具は自分で作ります。道具作りもまた楽しいものです。足利の根本忠明さんや亡くなられた壬生のこりんさんらも趣味が高じて包丁まで作りました。自分はそこまではできませんので尊敬するばかりです。
  モルタル塗りを主としてやりましたが、素人なのでかなり軟らかい状態にして塗りました。プロであれば固い生地でも一回で仕上げるのでしょう。下地の状態が乾いていると付きが悪いと思い、多少水を浸み込ませてから塗りました。正しい方法かどうかは分かりませんが、結果は良好です。
  塗装もセメント仕事も水をどのくらい加えるかということが重要です。最初ペイントをそのままガンで吹こうと思ったら出てきませんでした。水を5~10%程度加えると良いようですが、それも経験知識であって正しいのかどうか分かりません。マニュアルにも薄めることが書いてあるので、正確な粘度は測定していませんが、ストレーナーから落ちる塗料の状態で見極めることにしています。そば打ちも水量が最も大切だということですね!
 
  以上つまらない話ですが、お付き合いいただきありがとうございます。
 
 
TOPへ戻る