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「江戸東京博物館」で江戸時代のそばの屋台を見てきました

2016-03-12
   江戸時代のそばの屋台          引出しに入れてある蕎麦           茹で釜
 
  今日、東京に出る用事があったので、その前に両国の老舗の蕎麦屋さんの「玉屋」でもりそばを食べ、江戸東京博物館に行ってそばに関する資料を探しました。この項では江戸東京博物館で見た江戸時代のそばの屋台について書きます。
 
 館内ではレオナルド・ダ・ヴィンチ展が行われており、常設展と両方を見ると通常では¥1640掛かるのですが、65歳以上では半額の¥820で済みました。これにはとても感激しました?! 特別展では混んでいるのと時間が無いのとで説明書きだけ読み、行列には並ばずに横から遠目に「糸巻きの聖母」を覗きました。これは意外と小さなもので、「モナリザ」と同程度の大きさです。ざっと見た感じですが、それでも1時間15分掛かりました。
 
  常設展は6Fで、フロアに入ると日本橋がどーんと目に飛び込んできましたが、振り返るとガイドの案内があり、「無料」という文字が魅惑的に目に入りました。聞くと各国語での案内が目的のようでしたが、日本語でもOKとのことで、案内をうっかり頼んでしまいました。時間が無いので自分で見て回った方が良かったので、あとで後悔しました。
   ですが案内して下さった方がとても詳しく説明して下さり、また私も質問をしたため、中々先に進めませんでした。「そばに関する展示はありませんか?」と単刀直入に聞いたので話しがそばに関する話題になってしまい、ついには名刺交換にまで及びましたが、驚いたことに江戸について流暢に説明してくれていたボランティアの方は中国人だったのです。両親は寧波(ニンボー)出身で、ご本人は日本生れだそうです。それ以上詳しい話しはできませんでしたが、多分中国語ガイド担当だったのでしょう。

急いで案内してくれたのが江戸時代の「屋台そば」を再現したものでした。意外に小さく狭いものでしたが、引出しに入っていた蕎麦の分量からすると10~20人前で終りではないかと思われました。また釜の大きさも普通の鍋くらいなものですから、すぐにどろどろになってしまって、湯の交換も大変だったことでしょう。炭火で茹でていることを考えると、いい「茹で」は出来なかったと思われます。復元実物大模型ではドンブリもあったことから、当時は「ぶっかけ蕎麦」が屋台の主流だったと思われます。つまり茹でた蕎麦を洗って冷やすことは極めて困難だったと思われるので、屋台ではもり蕎麦は難しい注文だったと想像されます。ですが模型ではザルもそば猪口もあったようなので、冷やしの「もり蕎麦」もあったのかもしれません。実際にこの屋台で実演してみたかったというのが感想でした。
 
  職場の元同僚達との会食には20分ほど遅れました。短い時間でしたが旧交を温めました(終わり)