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第9回全麺協東日本支部・会員対抗選手権大会・見学記

2017-12-17
昼に振舞われた競技者が打った二八そば
太棒を使った更科打ちの延し
小川道場制作の白いエンボス麺棒
昼に提供された競技者が打った二八蕎麦  更科打ちで使われた太棒による延し   更科打ちで使われた白いエンボス麺棒
 
  この大会の特徴は、東日本支部を構成するそばの会から代表3人が競技に参加して、3つの部門で技を競い合うというところにあります。このような大会を通して各そばの会の交流が図られ、また井の中の蛙にならないように切磋琢磨する動機ともなることでしょう。そのような目的で10年前から始められたそうです。東日本支部は全麺協の中でも最大の支部であり、正会員として73団体を有しており、もし全部の団体が参加したらとても実施できないほどの規模になるのではないかと思います。
 
  今回は「そばネット埼玉」主催で行われましたが、来年は中日本支部との交流も兼ねて白川郷辺りで開催するというような計画もあるそうです。マンネリ化を防ぎ、さらに他の地域との交流を通じて旅行も兼ねて遊ぶというのはとても豪快なことですね。
 
  審査員は全国審査員の阿部成男・寺西恭子・菅野伸是各氏、地方審査員の飯田良男・柏倉寛充各氏が担当しました。出場者紹介を赤石貴子・高島薫さんが担当しましたが、赤石貴子さんは先だって五段を取得した才女です。
 
  ノムさんはかつての所属会であったトチソバと、前日同じ部屋で泊まったお二人がいばらきそばの会であることもあり、両方を応援しましたが、今回はいばらきの会が準優勝の栄誉に輝きました。特に長崎幸村氏の基本に忠実でかつ熟練した技を目の前で見させてもらい、とても勉強させられました。3分ほど早く終了したのは見事でした。また足利の蕎遊庵そば教室で知り合った富田弘明氏が以前に増して腕を上げたさまを見て、とても感動しました。一生懸命やれば、必ず成果があるということを改めて感じました。
 
  終了後、阿部支部長の講評が披露されましたが、新しい参加者が多かったこと、二八では改めて蕎遊庵の根本忠明氏の言葉「さらしなを打てて二八の完成」を挙げました。生粉打ちでは五段試験粉とほぼ同じ粉を使ったそうで、加水の見極めが大切だと説きました。1回目、2回目の加水量をいつも一定にすることが大事だとも教えられました。さらしな打ちではいろいろなやり方があるが、常温に戻すことが大事で、冷やし過ぎないようにとの注意事項を指摘されました。
 
  ノムさんの感想としては、各段階での終了時間の早さの違いがかなり際立ったことが目を引きました。最初早くても結局終了は同じになってしまう場合や、さらしなでは逆に水回しにものすごく時間が掛かったのにぎりぎりで時間内で終了した人もいました。切りの速さが一つのポイントになっているという感じでした。ノムさんも最近はかなり速く切ることができるようになりましたが、まだまだ根本氏の真似はできません。押し切りの方が多かったように見えましたが、スライド切りでも十分早く切れるはずなのでもっと練習して早く均一に切れるようにしたいと思いました。