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ビジター用:近況・ニュース

蕎麦の麺厚の測定について

2018-01-08
平均的厚さにするため木枠を使用
さらに延して80cmの長さにする
切り後の重ね麺厚を測定する
  蕎麦麺1本の麺厚の測定ができる測定器を自作したことは以前の記事で紹介しました。ですがたかだか1本だけを計っても余り意味がないことから、この機能はほとんど使用していません。麺厚を代表するような測定法として以前から試みていた方法があります。それは定規があれば誰でも計れる方法です。
 
  畳んだ生地を切り始めるときは、その最初の部分は折り畳みの部分ですので比較的厚くなっています。最初の1回の束を切り終わった時にその切り口を観察すると、向こうと手前の両端が少し厚くなっていることに気付きます。これも折り畳みの部分があるからです。そこで2回目の切りに入る前に切り口の向こう側と手前側の中央付近の厚さを定規で計ってみてください。8枚重ねならば約15~20mm、12枚重ねならば20~30mm位になると思います。この厚さは上部表面の打ち粉を除いた厚さで計った方がいいでしょう。そしてこの厚さには切りの枚数と同じだけの打ち粉層を含んでいますから、計測値を重ね枚数で割っただけでは正確な厚さとはなりません。また打粉の振り方でも多少は変ってくることは否めません。
 
  ですがこの方法は誰でも定規を使って計ることができるので、計測値からある程度正確な麺厚を計算で求める方法を考えました。ただし、普通の定規は両端に目盛りありませんので、加工して目盛り「0」の位置で切断しておく必要があります
 
  ノギス麺厚計を使った実験によって、平均1.34mmの厚さの生地を8枚重ねにし、これを39回、切った後の断面の中央の厚さを計って平均をとったところ、13.52mmでした(有効数字は表示上の制限があるので無視)。麺だけの厚さ1.34×8=10.72mmを引くと13.52-10.72=2.80mmで、これは9層の打ち粉の厚さに匹敵します。そこで計算としては打粉層の平均厚さは約0.311mmとなります。打粉の振り方は人によって違いますが、大雑把に考えて8層で2.49mmとなります。そこで8枚重ねの場合は計測厚から2.49mmを引き算して8で割れば大雑把な厚さを知ることができます。今回の実験では(13.52-2.49)÷8=1.38mmという結果になりました。これは実寸平均の1.34と少々誤差がありますが、実用上問題はないと思われます。
 
  予想したよりは精度の高い測定結果が出ましたが、それほど厳密な実験ではないので、実用的に使えるかなという程度の方法だと考えてください。8枚重ねの場合は重ね麺厚測定値から2.5を引いて8で割って大雑把な平均厚さを知ることができるということです。
 
 
  
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