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B-C:効能とアレルギー

B-C:「効能とアレルギー」の内容

 「効能とアレルギー」では、蕎麦食の効能とアレルギーについてまとめてみます。以下にサブテーマを記しますが、順次内容をアップしていきます。
 
B-C-2:食物繊維と健康(工事中)
B-C-3:カリウムと健康(工事中)
B-C-4:亜鉛と健康(工事中)
B-C-5:ビタミンB群と健康(工事中)
B-C-6:タンパク質と健康(工事中)
B-C-7:デンプンと健康(工事中)
B-C-8:グルテンの功罪(工事中)
B-C-9:そばアレルギー(工事中)
B-C-10: 小麦粉アレルギー (工事中)
B-C-11:???
 
 

C-1: ≪ルチンの効能≫

 最近では「そば」と聞くと「ルチン」を思い浮かべる人が多くなってきたようです。健康指向の世の中ですから、それぞれの食品に特徴的な成分を結びつけるのが流行りになっています。確かにルチンも重要ですが、そばには他にも特徴的な成分は沢山あります。そばにはそれらの健康に良い成分がバランスよく入っていることが特徴で、毎日そばを食べる習慣がつけば最高だと思いますが、あいにくそばを蕎麦屋さんで食べると、600円以上はするのが普通で、ある意味では高級食になりつつあります。
 
 それはともかく、ルチンはポリフェノールの一種で、血管の弾力を保ち、高血圧症や動脈硬化症など、生活習慣病の予防に役立つと言われています。ルチンは毛細血管を強化することから、血友病症状を低減することができるとも言われています。ネパールでの1992年の血圧調査では、そば粉を主食としている地域は、小麦粉を主食としている地域よりも血圧が低かったそうです。酒の飲み過ぎで胃が荒れるのを防ぐ効果もあるので、酒飲みはできるだけラーメンよりもそばを食べた方が良いのです。江戸時代には蕎麦屋でまず「蕎麦前」と呼ばれたように酒を飲み、そのあとで蕎麦を食べました。それはたいへん理に適ったことだと言えるでしょう。またルチンは抗酸化物質ですから、タバコを吸う人の健康維持にも効果があると考えられます。
 
 ですが、えてしてこれらのルチンの効能は医学的実験データが意外と少なく、医学界では確証を得た効能ではないと見做されているようです。ですが医学的に証明されているかいないかは重要なことではありません。歴史的に蕎麦が健康に良いことは証明されていますし、蕎麦を比較的多く摂取している日本人が平均寿命世界一を争うほどの長寿であることは誰も疑わないでしょう。蕎麦はその健康を維持するのに大いに役立っていると<信じる>ことが大切です。
 
 科学を重視する庵主の考え方としてそれはおかしいのではないかと思う人も多いでしょうが、科学の世界を覗いた庵主としては、健康に関しては科学的に証明されたことの如何に少ないかということを実感しています。健康という複雑系の問題では、個々の成分の生理的効果だけをもって、その食品の善悪を論じることはできません。結局は長い歴史において、良い食品と摂り過ぎると悪い食品というものが経験的にわかってくるのです。えてして科学を知らない人ほど科学的証明を信じたがるものですが、それは科学というものに対する崇拝以外のなにものでもないのです。蕎麦が非常にバランスのとれた良い食品であることを、続いて他の成分の項でも説明することにしましょう。
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